【ブラック病院なら辞める事を考えても良い理由】

こんにちは、

看護師歴20年、

看護師歴の中で辛かった時期ワースト3に

ブラック病院での勤務が入ってる、

男性看護師のタヌキです。

私はブラック病院での勤務歴と、

派遣バイトで色々なブラック病院に行く機会があります。

そうやってブラック病院を経験すると、

ブラック病院に長くいても

良い事無いなと感じる事が多々あります。

今日はそんな私が感じた

ブラック病院なら辞める事を考えても良い理由

を話したいと思います。

いまブラック病院で勤務していて、

辞めるか悩んでいる方、

そんな方でしたら参考になるはずです。

それではどうぞ。

ブラック病院なら辞めることを考えても良い理由

私がブラック病院なら辞める事を考えた方が

良いと思う理由は、

①根拠のない看護技術を強要される

②無駄に業務量過多になる

③看護感を押し付けられる

④法律スレスレの医療行為をさせられる

になります。

その理由を話したいと思います。

根拠のない看護技術を強要される

ブラック病院はよく、

その病院独自の看護技術が存在します。

そしてその看護技術を必ず行うようにと

強要される事がよくあります。

例えば体温が37.5°以上なら必ずクーリングを行うとか

創部痛は少し我慢させてから

疼痛コントロールをするとか。

どんな根拠でどんな思考過程でそうなるのか

聞きたいところです。

ブラック病院は

新しく入ってきた看護師の知識や技術を取り入れず

昔からいる看護師の古い知識だけで

時間が止まっているのでしょう。

その看護師のホメオスタシス的には

正しいですが、

自分にとっては

看護の技術や知識的に停滞したままで

他の病院では通用しない

スキルが日々蓄積するだけなので、

そんな根拠のない看護技術を強要されるような

ブラック病院は

自分の看護師としての知識や技術の向上のためにも

辞めても良いです。

無駄に業務量過多になる

ブラック病院ははっきり言ってどこも人が少ないです。

なんなら師長が正社員じゃなくて

派遣って病院もありました。

そんな慢性的な人手不足の病院は

少ない人数で一応病院という役割を

はたすのですから

1人の看護師が行わなければいけない業務量が

自然と多くなり業務量過多となります。

そうすると

勤務中はしなければいけない事が多くなり

ミスの可能性も高くなります。

また業務量過多で自分がやるべき事が多ければ

それだけ定時で仕事が終わる事が

難しくなってしまい、

結果として

大事なプライベートの時間が

少なくなってしまいます。

そんな自分の安全や時間が

侵される可能性のある

無駄に業務量過多なブラック病院は

辞めても良いです。

看護感を押し付けられる

ブラック病院を形成する要因は

病院自体の経営方針もありますが、

他には病棟の看護師の影響も大きいです。

ブラック病院の看護師は他の看護師に対して

自分の看護感を押し付けがちです。

看護感はざっくり言うと、

自分が理想とする看護師像です。

堅苦しい言い方すると、

看護学校で看護理論家の考えを学び、

看護実習で看護の入り口を経験して、

1人の看護のプロになって

そこから自分はこういう看護師になりたいと

感じたものが看護感です。

自分の看護師としての

アイデンティティーです。

なのですっごくぶれていなければ

大事にする事ですが、

ブラック病院で長く働けるような看護師は

そんなその人の看護感を否定し、

自分の看護感を押し付けてくる

傾向が有ります。

そんな自分らしい看護師としての理想を

否定し押し付けてくるような

看護師がいるようなブラック病院は

辞めても良いです。

法律スレスレの医療行為をさせられる

実習先の病院の師長の話の中で

「正しい病院は正しい経営が有ってこそ」

とありました。

しっかりと収益があって

従業員に適正な賃金を払えて

モチベーションを保つとか

そういう意味ではないかなと感じました。

確かに病院は慈善事業ではないので

お金を稼がないといけないです。

でもブラック病院の場合は

経営の為に

してもない点滴の実施処理をしたり。

感染を疑い採血を実施した翌日に

定期の採血があったり。

無駄にMRIをとったり。

ほんと経営の為には

お金を稼がないといけないですけど

なんか納得できない。

そんなこれ本当に

法律ぎりぎりの医療行為なんじゃないの

みたいな事をさせてきて

日々気持ちの中で葛藤が起きてしまうような

ブラック病院は辞めても良いです。

まとめ

たとえブラック病院でも

一度就職したら辞めないほうが

人として正しいのかなとは思います。

でもやっぱりブラック病院で働いて

いてなにが一番辛いかというと、

自分の時間や価値観を大きく

犠牲にしないといけないことだと思います。

どこの病院や職場に行っても

少しは犠牲にしないと

いけないことはあります。

でもそれはブラック病院ほどではない

と思います。

自分が何のために看護師をしているか、

または働いているかを考えてみて

自分の為と感じたなら

無理してブラック病院で働く必要は

無いんじゃないですかね。

それじゃまたね、

バイバーイ

ステキな看護師ライフを。